この記事はHudl.com内のBlog記事 “3 Creative Ways Video can Enhance Your Practices” を参考にしています(画像とも)。

今の練習内容を、ビデオを使って一段レベルアップしましょう。そのコツをご紹介します。

“Show, don’t tell.”(「見せよ。話さずに。」)アメリカの先生たちがお気に入りのこのフレーズ。使いすぎると良くないかもしれませんが、やはり教育者たちは核心を突いています。言葉で何かを説明することは大事ですが、感覚で理解するほうが、もっともっと効果的です。これは科学的に証明されています。

だからと言って、長時間のビデオセッションがいいという訳ではありません。ビデオルームで長時間過ごすうちも、選手たちの注意力は散漫になり、結局は時間の無駄に終わるでしょう。ビデオミーティングには十分な意味がありますが、メリーランド大学のmark Turgeonコーチが主張するように、短時間で行うべきなのです。

ビデオを練習に取り入れれば、あなたのメッセージをしっかり伝えるチャンスは、より大きくなります。


1. ビデオルームからコートへ直行しよう

キーポイントのドリル練習をしっかりさせたいなら、選手たちがビデオを見た直後にすぐ練習をして、あなたのメッセージを強めましょう。例えば、相手が1-3-1のゾーンを仕掛けてくるとしましょう。まずゾーンのビデオを見せ、どのようにアタックしてほしいかを説明します。そしてコートに連れていき、指示した通りにさせてみましょう。ティーチングポイントがまだ選手たちの心に新鮮なうちに実行すれば、それは情報を心に留めておく、いいチャンスになります。

もしちょうどいい機材があるなら、TVかモニターを練習のコートに持って行きましょう。教えてからそれを実行するまでの時間が短ければ短いほど、選手たちはそれを覚えていますし、パフォーマンスも良くなるのです。


2. 機動力を持とう

ビデオセッションの中に、すべてのティーチングを詰め込む必要はありません。もし一度にいくつものポイントを叩き込んでも、選手たちはそのうちのわずかしか覚えていません。彼らの心は、あなたの話したことすべてを理解できるようにはできてないのです。だから立ち上がって、動き回ってみましょう。

デューク大学のディレクター・オブ・インフォメーション・テクノロジーのKevin Cullen氏は、ブルーデビルズでは、自分たちのビデオを見るときと相手のビデオを見るときでは、物理的に場所を変えるのだと言っています。

「彼らを立ち上がらせ、そして歩き回らせるんです。」Cullen氏は言います。「彼らの心は、2つのことに分割されているのです。だから、身体的にもそうさせているのです。そうすれば、いったん頭の中をクリアできるのです。」

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3. 練習を録画しよう

試合のビデオは究極のコーチ – この言葉は、結果を重視するときには、戦いの中で行われたパフォーマンスを振り返ることが大事だと表現しています。しかし練習を見ることも、同じくらい高い価値があるのです。

先に話した、1-3-1の例を思い出してください。あなたが教えたことを、選手たちがどのくらい練習でやれているかを見てみましょう。ゾーンの適切な場所にいるのか?適切な位置にパスを出しているのか?ちょうどいいスペースを作っているのか?

次にもう一度、練習のビデオで見直してみましょう。おそらく、リアルタイムでは見逃していた、いくつかのことに気づくでしょう。もし修正すべき点が見つかったら、次の日の練習で選手たちにそれを見せ、そこを修正するように指導します。

練習を録画することで、選手たちがどのくらいハードに練習しているのか、より正確につかめるようになります。テキサスのコーチ、Shaka Smart氏は、実行に移す前であっても、チームの頑張りやボディランゲージについて、しっかりと注意を払っています。

「どのくらいハードに走っているか?どんなスタンスでプレーをしているのか?その量をつかんでいれば、そこでどう言えばいいかがわかる。話をするのか?コミュニケーションを取るのか?プレーの後にどんなボディランゲージをしているのか、ハドルを組んだ後、どのくらいしっかり信頼しあっているのか?こうした情報は大事だ。戦術に入る以前の、プログラムの基本要素だと言っても過言ではない。」

ビデオを練習に取り入れることで、選手たちはもっと深く関わり、学ぶことを喜び、情報を記憶するようになります。さあ、Hudlを使いこなしてシーズンを制覇しましょう。

(翻訳:橘 肇)