Hudl.com内のBlog記事 “Become a Data Driven Soccer Coach” より(画像とも)。

前編に続き、HudlのReportとGoalの機能を使った「チーム目標の設定」について紹介します。

シュートを基にした基準

シュートあたりのポゼッション数

すべてのポゼッションがゴールへのシュートで終わるわけではありません。しかしゴールへのシュートが多ければ多いほど、得点の可能性は高くなるはずです。やはり、調べてみる価値はあります。

目標の設定:シュートあたりのポゼッション数<8回

理想的にはこの数値が1、つまり毎回ボールを持つごとにシュートで終わっていれば良いわけです。しかし現実的にそれは難しく、できるだけこの数値を低くするように努力しなくてはなりません。1試合あたりどのくらいのポゼッション回数があるか、そしてシュートで終わるパーセンテージがどのくらいであるべきかを考えましょう。それをシーズンの目標にしましょう。

シュートあたりのポゼッション時間

これはまさに、チームのプレースタイルに直結する数字です。カウンターアタックを志向するスタイルなら、目標はピッチを切り裂き、早く得点を挙げることに他なりません。この数字はポゼッションを得たときに、どれだけ早くシュートを打てているかを明らかにしてくれます。

目標の設定:シュートあたりのポゼッション時間<1分30秒

もっと直接的なプレーを志向しているチームなら、この数字をもっと低くすべきでしょう。成し遂げるべき目標値(秒単位)を考え、それをゲームごとの目標にしましょう。反対に、ポゼッションとゲームのテンポをコントロールしたいチームにも当てはめることができます。直接的なプレーを志向するチームよりも、もっと長めの目標値を設定します。

data driven coach

ゴールを基にした基準

ゴールへのシュート

1回の得点を挙げるのに、何本のシュートが必要でしょうか?シュートのためのシュートを打つだけでは、何の意味もありません。この数値は、どのくらい効果的にゴールを狙ってシュートを打っているのかを確認でき、そして選手の成長を促すことができます。ゲーム中のシュートの本数とゴールの回数を数えれば、このスタッツは簡単に計算できます。

目標の設定:1ゴールのためのシュート数<5

1ゲームあたり10本のシュートがあるとしましょう。もし5本ごとに得点になっているとすれば、毎ゲームごとに2回のゴールを挙げているということになります。もし1ゲームあたり平均2回のゴールを挙げ、対戦相手をそれより低く抑えれば、もっと勝てるということになります。適切な期待値や得点と失点のバランスを考え、チームの向上にちょうどいいゲームあたりのチームの目標を定めましょう。

1ゲームあたりのゴール

コーチは誰でも、1本でも多くの得点を挙げたいと思うでしょう。それこそがゲームに勝つ鍵です。もし、1ゲームに3点以上をあげるような高レベルのオフェンスアタックを期待しているなら、その目標を維持させましょう。

目標の設定:1ゲームあたりの得点>2.3

他の目標値と同じく、この数字はかなりチームの任意であり、複数のゲームを通じたチームの得点能力を加味するべきです。ヨーロッパの最も傑出したリーグであっても、平均がこの数字以下であり、それでもリーグを制することがあるのです。2015-2016シーズンのレスターシティの数字を見てください。しかし一般的に言って、ゲームあたり平均2.5点を挙げていれば、その結果に応じた勝利が得られるでしょう。


サッカーコーチとして、スタッツを吟味していくつかのシンプルな目標をチームに定め、それをシーズンを通じて追っていくことによって、どこを伸ばせばいいのか、また成功かどうかを効果的に評価できるようになります。

勝つためには何を達成すればいいのか?という考えに基づいた目標を設定できるのです。しかしそれだけではまだ、スタート地点に立つことでしかありません。さあチュートリアルを見て、Goal Reportを作りましょう。

※紹介されている目標値などは、Hudlのブログの内容をそのまま記載しております。
(翻訳:橘 肇)