この記事はHudl.com内のBlog記事 “Football Recruiters List Their Top Highlight Mistakes to Avoid” を参考にしています(画像とも)。
カレッジフットボールのコーチたちに聞いてみました。
「絶対見たくないハイライトビデオ」
今まで、ハイライトビデオの効果についてこのブログでも取り上げてきました。確かに、それはリクルートのチャンスを広げてくれます。しかしコインに裏と表があるように、ハイライトビデオで失敗したら、予想外の悪印象を与えてしまうことだってあるのです。
「ハイライトビデオの出来が悪かったために、リクルートのチャンスを失うことだってある。」
Michigan Stateのリクルーティング・ダイレクター、Matt Muelle氏はそう警告します。親愛なるHudlユーザーの皆さんに、そんな目にあって欲しくありません。そこで私たちは、NCAAのディヴィジョンIからNAIAに至るまで、コーチやリクルートのスタッフに「陥りやすいミス」についてアドバイスをお願いしました。ここに書いてあるようなミスに注意すれば、あなたのハイライトムービーはもっと印象的に、もっと効果的に、リクルーターの目に留まることでしょう。
もし下のポイントを読んで、自分のハイライトに1つでも当てはまったなら、一刻も早く修正しましょう!あなたのハイライトをコーチが目に留めてくれるのは、今この瞬間なのかもしれないのですから。
時系列で並べるな
シーズンの初めにハイライトを作り、新しい試合のプレーは後ろに順番に加えていくのがわかりやすい、と考えるかもしれません。しかし、もしハイライトの最初に出てきたシーズン初めのプレーが平凡なものだったとしたら…コーチは数秒で見るのを止めてしまうでしょう。
もちろん、継続的にハイライトはアップデートしないといけませんが、「シーズン最高のプレー」を常に最初に置きましょう。見る人への第一印象が勝負です。FBSのリクルート・ディレクターの1人が私たちに言いました。「最初の5プレーが平凡だったら、あとの15プレーを見るわけないだろう?」
あなたのベストプレーは、シーズンの後半にあるかもしれません。だからと言ってそれを時系列で後ろに並べたら、コーチがそれを目にするチャンスは、まずないでしょう。
格言:「ベストプレーを最初に。コーチは自分の目を惹きつけるプレーが見たいんだ。」- FBSのリクルート・ディレクター
同じプレーを2回使うな
テクニックにあふれたランプレーや、サーカスのような芸術的なキャッチは、複数のアングルから何度も見せたくなるものです。しかし、リクルーターにとっては一度で十分なのです。もう一度言いますが、彼らの時間は限られているのです。
だから、ビデオの尺は短く、インパクトを強く。最初のコツを思い出してみましょう。もしビデオの尺がとても長く、見る人が飽きてしまったら…すぐに見るのを止めて、次の選手に移ってしまうでしょう。コーチの目を惹きつけ、より長く見てもらうためには、ビデオをもっと効果的に、インパクトのある作りにしなくてはならないのです。
格言:「同じプレーのマルチアングルなんて、フィルムの無駄でしかない。」- ディヴィジョンIIIのアシスタントコーチ
(スナップの後に一時停止とスポットを入れると、ハイライトの流れが死んでしまう。)
流れを妨げるな
再生中に一時停止されることほど、リクルーターをイライラさせるものはないと言ってもいいでしょう。アクションが止まってしまうと、運動能力を正確に見ようとしても、それが隠れてしまいます。スポットライトを当てるならプレーの始まる前、動き出したら、あとはそのままです。
ハイライトが滑らかに流れたら、コーチやタレント評価の担当者は、あなたの運動能力を正確に評価してくれます。
同じように、スローモーションなど、プレーの水準が正確に見えなくなるテクニックを使うのは止めましょう。逆に、動きを速く見せようとしてビデオのスピードを上げるのも、もってのほか。リクルーターには、そんなトリックなど通じません。ビデオを修正していることなど、お見通しです。
格言:「プレーの途中でスポットを当てるな。動きを正確に評価できなくなる。」- FBSのリクルート・アシスタント
[後編]に続く
(翻訳:橘 肇)