ハドルを導入してくださっているチームでどのように活用しているのか、
今回は関東大学女子バスケットボール連盟2部Aブロックに所属する、
共栄大学 女子バスケットボール部 楠田 香穂里 監督にインタビューさせていただきました。

 

―作りたいチームの方向を教えてください

もともと選手時代のプレースタイルが、フォーメーションを多く使うのではなく、スピードで行くプレーだったため、そういったチームを作ろうとしました。
しかし、上のリーグに上がって行くにつれ、それだけでは厳しいと感じました。

 

―チームの課題を教えてください。

学生のチームなので毎年引退する学生と新しく入ってくる学生がいます。
チームで目指すスタイルはありますが、毎年選手層が変わって行くのが難しいと感じます。

 

―Hudlを入れようと思った理由を教えてください。

コーチの方が分析に興味があったため導入しました。
ビデオ分析が発展しているのを知っていて、自チームにも導入しようと考えました。
もともとスポーツコードを導入しようとしましたが、持っているパソコンがWindowsのためハドルを導入しました。
(編集追記:2019年4月よりスポーツコードも導入いただいています。)

ハドルの言語は英語ですが、比較的簡単な英語で設定に困ったことは特にありませんでした。
(編集追記:現在では言語を日本語に変更することが可能になっています。)

 

―Hudlで実現できたことを教えてください。

今まで試合映像のDVDを2枚焼いて、みんなでまとまって見ていました。
選手としては、自分だけの映像を見たいという要望もありました。
ハドルを導入したことで選手個々に映像を見ることができるので映像の『共有』部分が改善されました。
見方はそれぞれでパソコンで見る学生もいれば、携帯電話で見る学生もいます。 

試合が終わり、試合終了後こちらで必要なところをいくつかピックアップして見せていました。

 

―選手の指導について教えてください。

映像があったほうが指導がしやすいです。
このシーンはこうだよねと個人的なこともそうですが、他のチーム映像をアップしいい選手のプレーを見せることもできます。

最初は自分の姿を見るのがはずかしいという子もいました。
自信がないから見たくない、ミスのシーンは見たくない、、と思っているんでしょうね。
今では高校の指導でその頃から映像を見ているので変わってきました。 

 

―シーズン中のスケジュールを教えてください。

月曜日は休み、火曜日から練習を行います。
タグの入力は、私、コーチ、マネージャー試合に出ない学生が分析を行い、
練習の前にハドルミーティングをおこなっていました。
(編集追記:個人ミーティングとチームミーティングの2種類) 

今後はポジションミーティングやプレイリスト等使用し、コメントをつけて個人に対してのフィードバックを行っていきたいと思います。

 

―チームとして今後どうして行きたいかを教えてください。

シュートチャートなどレポートを活用していきたいと考えています。
現在スタッツは別ソフトで出力しています。そのソフトでは値段を上げればシュートチャートも見ることもできます。
しかし、ハドルのレポートを使用すればスタッツも見ることができるし、シュートチャートも見ることができるので活用していきたいと思います。 

また、分析のできる土台を作っていきたいと考えています。
「これだけやりたいけど、時間が勿体無い」
監督業と分析の並行は難しいです。
学生やコーチに一定のラインまで分析を行ってもらい、監督はデータを見てどうするかが勝負と考えています。
学生・コーチがタグ付け、監督がデータを見るルーティンを作って行きたいと考えています。

 

-編集後記-

こんにちは。

今回のインタビューで印象に残ったのは、楠田監督が「監督自身もソフトをわかっている必要があると考えています。」とおっしゃっていたことです。

現在のスポーツ現場においては、Hudlのような分析ソフトを扱うのはアナリストの方だけ、ということが多いかと思います。

しかし、楠田監督は今後チームでのルーティンを作ってい行く上で、分析担当の方だけでなく、分析データを活用する側でもHudlの活用方法を理解する必要性を感じていらっしゃるようです。

私自身、スタッフや選手とより濃いコミュニケーションを取っていく上で必要なことだと感じました。

Hudl使用したコーチングの中でより多くの会話ができることを期待しております。

最後に、今回の記事を制作するにあたり、ご協力いただいた楠田監督に心からお礼申し上げます。

 

<プロフィール>

 

監督 楠田 香穂里 様

小林高校を経てジャパンエナジーに入社。
チームの主力として長きに渡り活躍し、JOMO黄金時代に多大な貢献。
また、日本代表メンバーにも選ばれ1998年、2002年の世界選手権など国際大会にも出場。1998年アジア大会では金メダルを獲得した。
2004年にはアテネ五輪に日本代表メンバーとして5試合に出場。 同大会を最後に現役引退。 
2010年共栄大学女子バスケットボール部監督に就任。 
2018年 アジア大会 日本代表チーム アシスタントコーチに就任

 

共栄大学 女子バスケットボール部

2010年4月 創部、楠田監督就任
   関東大学女子バスケットボール連盟加盟
2010年10月 4部全勝優勝、3部昇格
2015年10月 3部準優勝
2016年10月 3部全勝優勝、2部昇格
2017年10月 2部Aブロック昇格

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