Hudl.com内のBlog記事 “Machine Vision: The Future of Player Tracking Systems with Hudl” より(画像とも)。

1月31日のWebストリーミングで発表されたように、Hudlは今後、最先端のテクノロジーをプロダクトの中に導入していくための開発を広範囲に進めています。それにはプレーヤーのトラッキング、自動撮影のビデオカメラなどが含まれています。Hudlのウェブサイトに公開されている記事から、その一端をご紹介します。

 

 

新しくリリースされるHudl Pro Suiteは、プロスポーツの市場に新しいデータサービスを提供するために、ビデオおよび光学式トラッキングの最新技術を利用して開発された。

プレーヤートラッキングシステムは、1990年代後半にフットボールで最初に導入された。それらは特殊なカメラシステムを必要とする光学式トラッキングを基盤にしていた。

技術の進歩によって、こうした光学的トラッキングシステムは位置データや慣性データを生成するための最適なツールとして、衛星やローカルポジショニング対応のウェアラブルシステム(GPSやLPSと呼ばれる)と競合できるだけの存在になってきた。つまり、身体的な負荷を定量化し、ビデオのテレストレーション(ビデオ上での描画)を自動化し、チームのダイナミクスに対する戦術的な洞察を提供できるのだ。

ウェアラブルシステムは慣性データや心拍数データなどの補足的なデータを提供できるが、光学式トラッキング技術にはそれ以上の利点がある。実際のスタジアム環境においては、非侵襲的(体に何もつける必要がない)で信頼性が高く、両チームの状況に応じたデータを提供することができる。これは、実際の試合の環境下でパフォーマンスを判断するためには重要な特長になる。

Hudlのマーケット開発担当ディレクターであるPaul Neilson博士は、新しくリリースされたHudl Pro Suiteの開発について説明する。

「この開発はまず、スタジアム内に戦術分析用のカメラを設置することから始まりました。そこから、既存のソフトウェアソリューションと統合できるプレーヤトラッキングシステムを開発できるのではないかと思ったのです。」

 

私たちは、ゲームの開始から終了までにわたって、毎秒25座標のプレイヤーの位置情報を取得します。

 

「Hudlの研究開発チームは、この新しいプロジェクトに2年をかけて取り組んできました。画像フレーム内のあらゆる物体をトラッキングするために、「マシンビジョン」と「機械学習」を使ったプレーヤートラッキングシステムを構築したのです。」

「当社のプレーヤートラッキングシステムが提供するのは、基本的にプレーヤーとマッチオフィシャルの両方に関する幅広いデータポイントです」とNeilsonは付け加えた。 「私たちはゲーム全体にわたり、毎秒25座標のプレイヤーの位置情報を記録しています。」

「その結果、22人のプレーヤーについて1秒間に25ポイントのデータを記録すると、95分間で300万データポイント以上になります。サッカー1試合のためにこれだけのものを創り出します。」

これらのデータが収集されると、チームに利益をもたらす数多くの用途がある。

「たとえば、ポゼッションのときとそうでないときの運動量、攻守切り替えのときの高強度の活動、加速と減速の量と種類などを測定できます。さらに位置データを使用して、チームのダイナミクスに関するより深い戦術的な洞察(チームのフォオーメーション、プレッシング、守備のバランス、数的優位、選手の引きつけ、スペースの創出など)を特定し、報告できます。」

 

300万以上のデータポイントについて話しているのです。サッカー1試合のためにこれだけのものを創り出しているのです。

データ収集方法の一貫性と正確性をテストするために、Hudlは広範囲かつ頻繁な内部テストを実施した。これらには、位置データと計算で出力したデータを目視で検査、検証することを可能にすべく、速度と加速度のデータをビデオに重ね合わせることが含まれている。

「これら視覚での検査によって、専門のオペレータとエンジニアリングチームは、トラッキングによる位置データの明らかな間違いを検証する効果的な方法を得たのです。」そう、Neilsonは締めくくった。

現場での初期のデータ検証テストは、デンマークのスーペルリーガに属するブランビューIFで行われた。

 

このテストおよびデータの有効性と信頼性、Hudlが継続している開発についての詳細情報は、こちらからリクエストしてください