シドニーFCのアカデミーは優れたタレントを輩出し続けることで、Aリーグ3度の年間優勝を支えています。

シドニーFCが未来のスターを発掘、育成するプロセスにおいて、
ビデオ分析がいかに重要な役割を果たしているかを見てみましょう。

 

シドニーFCのアカデミーは、オーストラリアで「2つ星」を与えられた3つのアカデミーの1つとして知られています。
アカデミーで重視していることは、フィードバック、個人の責任、そして成長へのマインドセットです。

その根底には、ユースの育成においてビデオ分析を重視するという、シドニーFCの姿勢があります。

アカデミーの卒業生には、オーストラリア代表「サッカールー」のキャプテンを務めたライアン・グラントとマシュー・ジャーマンがいます。
シドニーFCのフットボール分析の責任者、ジャスティン・マクマホンは、伸び盛りの逸材たちにビデオ分析が与える効果をこう語ります。

マクマホン氏「あらゆる年代やレベルの選手が、ビデオを簡単に利用できるようになりました。自分たちのビデオはもとより、パフォーマンスのレベルを見たり、アドバイスを得たりすることに強い関心を持つ選手こそが成長しています。」

マクマホン氏「瞬時にフィードバックを得ることが非常に簡単になった今、プレーヤーは自分のパフォーマンスがどのレベルにあって、どこが改善できるのか、これまでになかった方法で知ることができるのです。」

以前、アナリストはトップチームの仕事をこなすのが精一杯で、アカデミーへフィードバックや分析を提供するところまで手が回りませんでした。しかし技術の進歩によって、シドニーFCのあらゆるレベルのチームにおいて、分析に触れる機会が増えています。

マクマホン氏「フルタイムのフットボールスタッフとしての仕事の大部分はトップチームが対象です。しかしここ数年、Hudlの技術が向上したおかげで、毎日毎日会うわけではないプレーヤーの分もコンテンツを作れるようになり、ワークフローが非常に効率的になりました。」

マクマホン氏「私たちが整理したビデオを見ることができるのは、プレーヤーにとって非常に効率的です。私たちはトップチームのスタッフですが、U-13やU-14、それ以外のチームのコンテンツも制作することができるのです。」

 

「瞬時にフィードバックを得ることが非常に簡単になった今、プレーヤーは自分のパフォーマンスがどのレベルにあって、どこが改善できるのか、これまでになかった方法で知ることができます。」


最近、アカデミーでこの
恩恵を受けたプレーヤーは20歳のキャメロン・デブリン選手です。ミッドフィールダーとして2018年にトップチームデビューを果たした彼は、トップチームへの昇格にはビデオ分析が不可欠だったと感じています。

デブリン選手「僕たちは毎日ビデオ分析を利用しています。」

デブリン選手「コーチングスタッフと分析スタッフは、Hudlを使って相手と自分のチームのビデオクリップを作成しています。最後に勝敗を分ける、ぎりぎりのごく小さなポイントを改善するためです。」

デブリン選手「ゲームの大部分はピッチ上で行います。しかしピッチから降りたらすぐ、改善に目を向けることが大事なんです。」


マネージャーのスティーブ・コリカ氏はここ数年、ビデオ分析がゲームの様相を変えていく様子をつぶさに見てきました。
シドニーFCに加入した2005年以来、コリカ氏は100試合以上出場しました。当時と今を比較するのに、彼以上の人物はいません。

コリカ氏「ビデオ分析は、ゲームへの準備を大きく変えました。以前、ゲームのビデオを最初から最後まで見せられていた時なんて、細かい戦術まで理解するのはとても無理でした。」

コリカ氏「今では、Hudlですべてのアクションをすぐ見ることができます。」

グランドファイナルを何度も優勝した経験に基づき、育成と勝利を同時に求めるすべてのチームに対して、コリカ氏はビデオ分析に関する指導をしています。

コリカ氏「プレーヤー、コーチ、そしてディレクターにアドバイスをするなら、ビデオは今後、ゲームの不可欠な部分になるということです。特に若い選手にとっては、オンザボール、オフザボールの自分の動きを観察することで、ものすごく多くのものが得ることができます。」

コリカ氏「多くのクラブは、優秀な選手を集めることでチームを強化しようとしがちです。しかし、私たちは優秀な選手をアカデミーから輩出したいのです。」

 



クラブの内部業務に携わるフットボール・オペレーションのゼネラルマネージャーのテリー・マクフリン氏は、ビデオは商業的な意味でも極めて重要だと考えています。
「Aリーグはサラリーキャップ制を敷いており、オーストラリア出身の選手には有利な仕組みになっています。だから、アカデミーからトップチームへ選手を輩出することはたいへんな意味を持つのです。」

マクフリン氏「シドニーFCでの私たち自身の道筋と未来を築くことが、本当に重要なことなんです。」

マクフリン氏「アカデミーは私たちのビジネスに欠かせません。サラリーキャップがあるために、自分たちの手でトッププレーヤーと自分たちの未来を作り出さなければならないのです。」

若い選手を育成する前には、まず彼らを発掘する必要があります。
マクフリン氏は、このプロセスでHudlがいかに役立つかを語ります。


マクフリン氏「私たちにとって、ビデオ映像を使いこなす能力は、タレントの発見と育成のために非常に重要です。それぞれのポジションに必要な資質を持っているプレーヤーを見つけ出すため、いわば『知識の銀行』として使うことができます。」

マクフリン氏「私たちはビデオ分析を、クラブで若い選手を育成し、日々その成長を確認するために使っています。これは選手をクラブに招待する最初の段階では非常に重要なツールです。私たちはこれを、プレーヤーがアカデミーにいる間に遂行する育成戦略として使うことができるのです。」

マクフリン氏と彼のマネジメントチームは、Hudlを使って世界中のリーグの映像を見ています。ユースの選手のスキルのレベルを伸ばすことが、より大きなクラブのビジネスにどう役立つのでしょうか。彼は即座にこう答えました。

マクフリン氏「世界中のリーグのプレーを見られることは、アカデミーの若いプレーヤーの育成にとって非常に重要です。」

マクフリン氏「プレーヤーにとって、そういったリーグへ移籍することが最終目標であり、私たちのサッカークラブのビジネスとしても、プレーヤーの移籍によって収益を上げられることは非常に重要です。」

マクフリン氏「そのプロセスをどれだけ迅速に進めるられるかが育成の重要な部分であり、世界の優れたユースアカデミーの中における、自分たちの現在地のベンチマークにできると感じています。」

 

(原文)Sydney FC: Video vital to the blueprint of academy success
https://www.hudl.com/blog/sydney-fc-video-vital-to-the-blueprint-of-academy-success